日経平均3万円は通過点、目指す4万円マネックス証券松本大社長を緊急直撃

日経平均3万円は通過点、目指す4万円マネックス証券松本大社長を緊急直撃

日経平均株価バブル崩壊後の最高値を更新した2017年の株式市場だが、喜ぶのはまだ早い。市場では日経平均3万円という景気のいい声が上がっているのだ。発信元の1人、マネックス証券松本大社長に話を聞いてみると、3万円は通過点に過ぎないと明言し、4万円台も射程に入っているという。その真意はどこにあるのか。夕刊フジ恒例新春緊急直撃!

米国のダウ工業株30種平均は1987年のブラックマンデー暗黒の月曜日から30年間で12倍になりました。一方、日経平均は、上下の波こそあっても30年間変わらずです。

いまや日本株を取り巻く環境も変わってきて、米国株と同じように時間をかけて上がっていくと考えているのですが、投資家は過去の記憶に影響を受けやすく、ちょっと上がったところで売ってしまう。放っておいたら目が覚めない人も多いんですよ。

実際に日経平均が3万円に到達したところで株は上がるものなんだとセンチメント心理が変わっても、株価は現状から7000円も上がってしまっている。その間、個人投資家が指をくわえて見ているだけというのではまずいと考えました。

3万円になる時期を計算したら、2018年度末19年3月ぐらいだったので、19年4月に終わる平成のうちに3万円を達成すると話しています。

北朝鮮情勢などで売られることはあると思いますが、問題はそこが買い場なのか売り場なのかです。経験則では有事が起きたら怖くなってしまうけれども、長い目で見たら上がってゆくと理解できれば買い場になることも十分あるわけです。そういう投資のチャンスを分かっていただきたいですね。

日経平均3万円も通過点に過ぎません。バブル期の最高値1989年末の3万8915円もいずれ超えてゆくでしょう。米国のように新陳代謝が激しい市場ではないので、30年で12倍とはいかないと思いますが、ゆっくり、全体を抱えて着実に上がっていくイメージですね。

4万円、5万円もおかしくない?そうなんですよ。日本では、株価は一定のレンジ幅の中にあるものというイメージが付いてしまっていますが、これはバブル崩壊や企業のバランスシート貸借対照表調整が起きた中での稀有けうな事例に過ぎず、本来は長年かけて上がっていくものです。

日本株を取り巻く構造も変わっています。企業のガバナンス統治も変わり、年金積立金管理運用独立行政法人の株式の持ち方も変わっており、普通の軌道に戻れば日経平均3万円はいずれ3万5000円になり、4万円になり4万5000円になるというのが本来の姿です。

18年春に日銀総裁の任期を迎えますが、いまの国会の構成では金融緩和路線を継続するリフレ派の総裁候補に反対する議員は限られている。今後も総裁任期の5年間は金融緩和が続くという安心感があります。

18年の1年間に実際にどういう値動きをするかは分かりませんが、主要市場では日本株が一番だと思います。グローバルの機関投資家が資金をどこに持っていこうかと考えた場合、米国はすでに史上最高値で利上げも始まっている。日本はほかのマーケットに比べると上昇の余地があるように見えるわけですよ。あまり株式投資に慣れていない方だったら、個別銘柄よりも、日経平均などの指数に連動した上場投資信託を買うのがいいでしょう。

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松本大まつもとおおき1963年12月19日生まれ、埼玉県出身。54歳。開成高校、東大法学部を卒業後、87年、ソロモンブラザーズアジア証券に入社。90年、ゴールドマンサックス証券に移籍し、30歳の若さで、史上最年少のゼネラルパートナー共同経営者に。98年に退社し、翌年、マネックス証券を設立した。10億円を捨てた男の仕事術講談社など著書多数。

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松本大

講談社

2013-08-16